「一浩と栄里子のあたしんち」第66回 「 釣りについて 」

「釣り」というと、普通、魚釣りを連想するかと思います。釣りは小学校のときからの趣味で、さほど狂信的ではありませんが、川は渓流、海はトローリングでカジキ釣りなどと、いろいろな釣りを行なっております。
幅広くやっているので、決して何かに特化しているわけでなく、たとえ釣れなくても糸を垂らして色々な事を考えたり、友人との会話なども釣りの楽しみと感じています。

今回は最近コリ始めた「タコ」釣りについて記します。タコ釣りは、テンヤという板にカニをくくり付けて錘と針を付けて釣ります。

タコが好物というわけではないのですが、タコ釣りには以前から挑戦していました。しかし、釣れたためしがなく、何年か前に1度大きなタコが釣れたのですが、引き上げる寸前で針が外れてて逃げられて以来、中々釣れませんでした。

タコは豊漁の時は“湧く”という言い方をするのですが、餌のカニが多く発生するとタコが“湧く”そうです。今年は、東京湾でタコが湧いているという情報をWebで入手したので7月に港北区のタコ釣り名人の先生と一緒に出かけました。
名人指導の元、2人で12匹ほど釣れました。ただ形はあまり大きくなく、タコ名人曰く、「もうしばらくたつと大きくなる。」と言っていました。

Webで調べると雌タコは卵を産んで孵化するまで飲み食いなしで(タコが何を飲むか??)卵をCareして、孵化すると死んでしまうそうです。
タコは鮎と同じように1年で死んでしまうかどうかは不明ですが、(マダコの寿命は1~2年、長くて3年だそうです)夏の終わりに大きく成長するそうです。

そこで8月中旬に再度釣りに初心者の方と二人で行ったのですが、彼が11匹、私が3匹と大漁でした。形も全て大きく最大は1.3kgでした。

東京湾のタコは高級品です。「たこ焼」「タコのやわらか煮」「タコ飯」など色々作って食べました。確かにスーパーのタコ(だいたい輸入品)と違って身が水っぽくなく味もしっかりしています。
またタコは冷凍しても味が落ちず、ヌメリも冷凍した方が取れやすいので大漁に釣れても冷凍しておけば好きな時に食べれることができます。
今シーズンは、さらに何回か行きたいと思っています。美味しいタコを食べたければ釣りに行くことをおすすめします。

福増一浩