矯正治療とは

矯正治療ってなあに??

あなたは笑顔に自信がありますか?

このHPは、歯並びとかみ合わせの矯正治療について、皆さんが持っておられる疑問や不安なこと、私達が皆さんに知っておいていただきたいことをまとめたものです。このほかにも皆さんが治療についてお知りになりたいことがあれば何なりとたずねてください。すばらしい矯正治療を受けていただくためには、皆さんに是非とも矯正治療を良く知っておいていただきたいと思います。

あなたは歯並びや口元に自信がありますか?

不正咬合は特に痛みや違和感がないので、自分では自覚しないことが多く、歯科医師や家族、友人に指摘され初めて自覚し、矯正歯科へ来院することが珍しくありません。特に上下顎前突のように歯のデコボコや隙間がなくても口元が突出していて、相対的に顎の無い症例などは、それが歯並びが原因だとは思いもつかないようです。そこで、簡単なテストを作ってみました。ご自分の歯、口の中、口の周りを鏡を見ながら確認して下さい。あなたは幾つあてはまりますか?

不正咬合自己分析表

 奥歯でかんだとき上下の前歯がかみ合わない
 かみ合わせたとき上の前歯がかぶさって下の前歯が見えない
 上下の前歯の真ん中がずれている
 歯並びがデコボコしている(八重歯である)
 歯並びに隙間がある
 出っ歯である
 受け口である
 はえてこない歯がある
 笑ったとき歯ぐきが見え過ぎる
 いつも口がポカンと開いている
 アゴが無い
 発音しにくい音がある
 食べ物が良くかめない
 下唇、下顎がでている
 顔が曲がっている、左右非対象に感じる
 唇を閉じて横顔を鏡に写したときに、口元全体が前にでている気がする
 唇を閉じたときに、アゴの部分に梅干しのようなしわができる
 笑うとき、人と話をするとき手で口元を隠す癖がある
 歯並びや口元の形にコンプレックスがある

上記の自己分析表に1つでも当てはまるようであれば、その原因は歯並びかもしれません。では、歯並びが悪いとどのような悪影響があるのかについて考えてみましょう。

どうして歯並びは直した方がいいの??

不正咬合ついて

不正咬合は生命にかかわる病気ではありません。しかしそのまま放置すれば見た目の悪さだけでなく、その種類や状態によって様々な問題が起きる可能性があります。子供の頃はあまり不自由を感じないかもしれませんが、大人になると体の抵抗力が衰えてきます。すると、長い間のダメージが一気にあらわれ、歯や歯ぐきが急速にだめになったり、歯並びやかみ合わせが更に悪化する可能性があります。

  1. 悪い歯並びがもたらすお口の問題
    歯並びは正しいメインテナンスを行う上でとても大切です。歯並びが悪いと歯磨きがしにくく、歯の汚れがたまってしまいます。 そして歯の汚れが原因である虫歯や歯周病が非常に起こりやすくなっています。これは口臭の原因にもなるでしょう
  2. 悪い歯並びは顎関節症になりやすい
    近年、顎関節症の報告が急増しています。原因して顎の筋肉や関節が弱くなっていることが考えられます。柔らかい食べ物や、かみ合わせの悪さにより、子供の頃から顎の筋肉や関節を十分に使えていないので、顎関節が弱くなっているのです。 顎関節が弱くなると口が開かなくなったり、顎の痛みや、開閉の際にポキポキと音がする場合があります。
  3. 悪い歯並びは顔を変形させる可能性がある
    不正咬合は顔面の形成にも悪影響をおよぼします。子供の頃は大きく目立たなかった受け口や出っ歯なども、成長する過程でお顔の形成に対する影響は大きくなります。あなたの身近な人に、顎の長い三日月顔の人、出っ歯で笑うと歯ぐきの目立つ人、オトガイや口元を緊張させないと唇が閉じられない人、顔が曲がっているような人はいませんか?
  4. 悪い歯並びが成長発育およぼす影響
    正しく噛めない状態が続くと、顎周りの発育が遅れ、筋力が弱まる可能性があります。すると顎の骨も細くなって本来の成長発育が進行しない可能性があるのです。またお口は消化吸収の一番初めに位置する器官です。お口の働きが低下すれば、当然消化器系への負担が大きくなり、全身に間接的な影響が及ぶことが考えられます。
  5. 悪い歯並びと歯科治療の関係
    不正咬合の場合、通常の歯科治療でも難しくなってしまう場合があります。例えば、歯がひどく重なり合ってはえていて、そのうちの一本が悪くなってしまった場合、一本だけの処置では済みません。悪くなった歯の周囲何本かも処置しなければ、かみ合わせがうまくいかないようなケースも十分にあり得るのです。また歯周病も不正咬合の人ほどなりやすい傾向にあります。仮に治療し、幹部が完治したとしても、その後のセルフケアーにおいて歯磨きが行いにくいため、経過が思わしくないことが多いのです。
  6. 悪い歯並びと発音の関係
    歯並びが悪い人で、まれにある特定の音が発音しづらい場合があります。俳優さんなどで極端な出っ歯、受け口、開咬の人はあまり見かけることがありません。きれいで正しい発音をするためには前歯のかみ合わせ、舌の動きが大変重要となります。不正咬合の人は、サ行、タ行、英語ではS、Tの発音に問題のでる傾向があります。
  7. 悪い歯並びは社会生活に与える影響
    不正咬合は何よりも見た目に大きく影響します。もし本人に歯並びに関するコンプレックスがあれば、社会的な活動の上でマイナスになることが十分に考えられます。日本では昔から人と話しているときや笑ったときに、口元に手を持っていくことが控えめな女性のしぐさの一つとして受け取られていました。しかしこれからの時代は自分の笑顔に自信を持って思いっきり笑えるということも大切なのではないでしょうか。

噛み合わせについて<矯正治療と健康>

これまで歯の問題とえば「虫歯」、「歯周病」を連想されたかもしれません。しかしこうした個々の「歯」や「歯肉」の問題に加え、これらを総合した「歯並び」、「歯列」、「咬合(噛みあわせ)」も極めて重要だといえます。なぜなら食物を十分に噛みくだくために、そして発音を的確にするために、歯並びやかみ合わせが深く関係しているからです。歯の形、歯列は常にお口の機能全体と深い関係にあります。前歯は食べ物を噛み切り、奥歯は食物を粉砕するための形を与えられています。

これらの歯の集合体は歯列呼びます。この歯列に関しても、よく見ると上下の歯は歯車のように交互に接触していることがわかります。上下で各歯の大きさ、形は微妙に違っていますが、歯列はきちんと重なるように完成されています。そのおかげで人は他の哺乳動物と違って、野菜でも、お肉でも、何でも噛んで食べることができるのです。

悪い歯並びでも食べ物を噛むことは可能ではあります。これは一見すると直接生命にかかわることではないかもしれません。しかし、長い目で豊かで健康的な人生を考えたとき、正しい歯並びとかみ合わせが持つ意味は、大変に大きなものと言えるでしょう。

治療料金に関して

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