「一浩と栄里子のあたしんち」第67回 「 飲みニケーション 」

講演中の院長先生

11月18日に東京歯科大学千葉病院の矯正科の研修生、1年から3年生の30名ほどの人数を対象に、院長先生が講演をしに行ってきました。

講演内容は「保定と再治療」です。色々なリテーナーや保定についての考え方、後戻りについてや、再治療を行う際の考え方などについて、実際の症例を紹介しながら1時間半ほどお話をしてきました。

保定やリテーナーについての話だったので製作側からの話もあったほうが勉強になるだろうと、当院で11年勤務した後、矯正専門の技工所を開業している【Takkオーソデンタル】の技工士さんにも一緒に来てもらってリテーナーについて講演のお手伝いをしてもらいました。

講演後、院長の話についてはほとんど質問がなかったのですが、技工士の講演には研修生から色々質問を受けました。思うに、研修生は3年生でようやくブラケットを外してリテーナーを作り、保定に入る患者さんが出てくる状態です。保定や後戻り、再治療などと言われても見たことが無いため実感が湧かず、院長の話に質問は思いつかなかったが、技工士のリテーナーに関する話はまさに今作っている最中のため、色々な質問があったということだと思います。

ですが“ウケ”を重視する院長先生は「俺の講演がつまらなかったんだろうか?それとも俺が大先輩すぎて質問も遠慮してできないんだろうか?」と全く質問がないことに不満顔でした。

講演終了後、院長先生の希望で研修生と医局で軽い飲み会を催させてもらいました。講演に来ている他の先生達は講演だけしたらすぐに帰ってしまうそうで、講演後の飲み会を希望して来るのは院長先生だけだそうです。飲み会という無礼講な場だからでしょうか、全く質問のなかった研修生から矯正についての質問やプライベートについての質問など色々な話題が出て、30分ほどの小宴会でしたが、意外なほど会話が弾みました。

私はもともと飲めないたちなので、帰りの運転要員としてついて行ったのですが、帰りの車の中では、ほろ酔い気分でご機嫌な院長先生が「どうだやっぱり飲み会やってよかったろう!いろんな質問が出て、講演だけより勉強になっただろ!」と自画自賛していました。

今時の若い世代は上司と飲み会とかはあまり行かないのかもしれませんが、飲み会では気兼ねない距離感で話ができ、普段は聞けない話ができたり、人との付き合い方を学ぶ場にもなるので、たまには飲みニケーションに誘うことも必要なんだなと感じました。

新型リテーナーの製作方法

福増栄里子