「一浩と栄里子のあたしんち」第77回「新築住宅」

今回の「一浩と栄里子のあたしんち」はまさに「あたしん家(ち)」について記します。
1999年、私が39歳の時に築13年の中古住宅を購入し、22年ほど住んでおりました。家を建てた前オーナーは庭が趣味だったようで、庭が広く色々な木々が植えてあり、池には鯉が泳いでいました。しかし、車に興味はなかったようで土地の割には狭い車庫が1台分のみでした。それでも親のみが運転する車1台の時はよかったのですが、子供も成人し車に乗るようになると1台だけの車庫だと不便が多く、道路に面した庭をつぶして車庫を作る案も出ましたが、そのような土木工事にもかなりの金額がかかってしまう見積もりのため断念しました。そのため息子は家からかなり離れた場所にガレージを借りてバイクで通う日々を過ごしていました。数年過ごした頃にコロナが流行り出しました。

コロナのため外出もままならず、家で過ごすことが多くなり、家事負担が多くなった家内が家事のしやすい、家に住み替えたいと言い出しました。還暦過ぎて借金して家を建て替えるのは気が引けましたが、確かに、あと何年生きられのるかはわかりませんが、死ねば保険で借金がチャラになると聞き、ならば残りの人生を住みやすい家に住もうと、思い切って家を全て壊して建て替えることにしました。

大きい買い物なので何社か見積もりをとることにし、以前の家がヘーベルハウスだったので、ヘーベルハウスにも見積もりを頼んだのですが、地下車庫を希望したところ、地下は作れないと断られました。ベランダで象は飼えても地下車庫はできないとのことです。象を飼う予定はないので、結局ダイワハウスで家族の希望を詰め込んだ二世帯住宅を建ててもらうことになりました。

建て替え中の9ヶ月間は友人のマンションを借りました。娘も歯科大を卒業して千葉研修センターで研修をしていたので、千葉で1人暮らしをしていて、Boschに勤務している長男も近所にアパートを借りたので、結婚以来初めての夫婦2人暮らしとなり、新婚気分は?でしたが、子供が独り立ちした気分は味わえました。

5月に完成し、5月末に引っ越しました。まだ庭ができていませんが、毎週のように友人を誘って庭でBBQしています。池がなくなったせいか?外にいても蚊に刺されません。蚊も少なくなったようです。

以前はあまり友人を家に呼んで遊ぶことはしませんでした。そもそも前の家はあまりにも散らかっていたので、友人を呼ぶことができませんでした。今のところ新築で皆が家を片付けている(2度の引っ越しで断捨離になり、家も片付けやすく作られている)からかもしれません。

長男も長女もまだ1人身で、二世帯住宅を先んじて作ったところで、どちらが同居するのか?2人とも出ていくかもしれませんが、娘も千葉の研修が終わり横浜に帰ってきたので、今のところは家族4人で仲良く??暮らしています。

by福増一浩