「一浩と栄里子のあたしんち」
第91回 「にたもの夫婦」

今回は「にたもの夫婦」について記します。そもそも夫婦になるためには結婚しなくてはならず、そして、結婚相手は誰でもいいというわけでもありません。
しかし、人間は変われるので、考え方によれば誰でもいいようにも思われます。
それはもちろん自分の好みにあった気に入った人と一緒になるのが理想です。
そのせいか近年ではマッチングアプリで相手を探すカップルが増えています。

そもそも結婚とは育ちも環境も違う赤の他人が家族になることなので、国際結婚ともなれば言語も違います。
共通点は人間であるということぐらいです。結婚後、価値観やものの考え方が集合論でいうなら同値(A∩B:AでもありBでもある)部分で生活しないと衝突が生まれます。したがってA∩Bの部分が増えれば増えるほど楽で平和な家庭を作れるわけです。ですが、人間は変わることができます。だんだん相手の価値観に合うようにお互い歩み寄っていくようになるので、結局似てくるのではないかと思います。亀裂が生じると相手の価値観を否定する思考になって破綻するのでしょう。
何年も同じ家に住んで、同じテレビ見て、同じ場所に旅行に行って、同じものを食べていれば性格も体格も似てくるのだと思います。私は結婚前は温泉とかには興味なかったのですが、家内が温泉好きで、新婚旅行も温泉三昧でした。今では旅行はまず温泉旅行です。以前は海外にも行きましたが、学会等の用事がない限りは海外に行く気になれなくなってしまいました。
体型も新婚旅行の写真をみればわかるように、同じものを食べているので、2人とも大きく成長しております。
先日、スーパーマーケットで家内と別々に買い物していました。最後のレーンに多種類の惣菜があり、私は¥540の「エビコロッケ」を買いました。すると2個買うと合計が金額¥980とあったので、もう1つを「チーズちくわ揚げ」を購入しました。

帰宅すると家内も、まるっきり同じものを購入しており、買った順番も2個目を買った理由もまるっきり同じでした。
35年も一緒にくらしていると、こうなるのだと実感した次第です。

院長 福増一浩