『乳幼児期からの口腔機能発達の支援』ついて聞いてきました!
8月2日に田村文誉先生の『乳幼児期からの口腔機能発達の支援』について講演をうけてきました。加齢や疾患、障害など様々な要因によって口腔の機能が低下している状態を口腔機能低下症というそうです。すでに正しく口腔機能を使うことができる成人は、機能低下や異常が起きた場合、元の正常な状態を目標として訓練をすることができます。
しかし小児期の口腔は、機能の発達・獲得の過程にあるため、各成長のステージで獲得したい機能に遅れがでたり、誤った機能を獲得してしまうことがあります。その場合、修正回復を早い段階で行うことが重要になります。
口腔機能の発達は全身の健康と密接なかかわりがあり、またその発達には個人差があります。今回の講演では各成長のステージの状態やどのように口腔機能を評価して発達を支援していくかを学びました。得た知識をこれからの診療に活かしていきたいと思います。
*口腔機能発達不全症とは、「食べる機能」、「話す機能」、または「呼吸する機能」が十分に発達していないか、正常(定型的)に機能獲得が出来ていない状態で、明らかな摂食機能障害の原因疾患を有さず、口腔機能の定型発達において個人因子あるいは環境因子に専門的な関与が必要な状態のことです 。