正しいブラッシング

上手な歯の磨き方

1.毛先の弾力を利用する!

汚れを上手に落とすブラッシングの決め手は歯ブラシの毛先です。毛先の弾力を利用して磨くことが大切です。ポイントは毛先の弾力を生かした使いこなし

2.毛先を歯の面に直角に当てる!

歯ブラシの毛先を、歯の面に対して直角に当てることが基本です。

3.軽い力で往復運動!

ゴシゴシ力を入れて磨く必要はありません。毛がつぶれない程度の軽い力で(100g程度)で歯ブラシを2〜3cm往復させれば良いのです。

これはダメな例 歯ブラシの先は潰さない。

力がつよすぎる。 毛先は押しつぶされ歯肉も痛そう。


ブラッシング Q&A

強く磨いたほうが汚れは落ちるの?
いいえ。強く磨くと歯ブラシの毛先がつぶれ、汚れはかえって落とせません。歯肉や歯をこすりすぎて傷つけたり、削ってしまう場合もあります。毛をつぶさず、毛の弾力を生かす程度の力がベストです。
いつ磨くのが効果的ですか?
物を食べた直後が効果的です。「食べたら磨く」を習慣にするとともに、1日1回はきちんと磨くことをおすすめします。
何分ぐらい磨いたらいいのでしょうか?
特に決まっていません。その時々の状況や口の状態、ブラッシングの熟練度などによって違います。「何分磨いた」ということより、きちんと磨けた事」が大切です。
適切なブラッシングはどうしたら身に付きますか?
最も確かな方法は、歯科衛生士のブラッシング指導を受けることです。何回かのトレ−ニングで正しいブラッシングが自分のものとなります。

矯正治療中のブラッシング Q&A

矯正治療後の後、歯が痛くて磨けない。
通常、治療2〜3日で歯の痛みは治まりますが、歯の痛い時には、軽い力でそっと磨くようにしてください。歯と歯の間に食べ物がつまった時は、フロスや歯間ブラシを使うと便利です。うがいをしっかりするのも大切です。
電動歯ブラシは使ってもいいですか?
電動ブラシは動きや力をコントロ −ルするのが難しく、特に複雑な装置がついている場合には、磨きたい部分が正しく磨けない、装置が変形するなどの恐れがあります。基本的には手用の歯ブラシで正しい磨き方を身に付ける 事をお勧めします。電動歯ブラシも使い方の指導を受け、上手に活用すると良いでしょう。
歯ブラシの痛みが早いのですが、磨き方がわるいのでしょうか?
装置の上からゴシゴシ磨いたり、強い力で磨くと歯ブラシの毛先は早く傷みます。装置が付いている場合、毛先の傷みが通常より早くなるのは仕方ありませんが、正しい磨き方をすれば1ヶ月は使えます。