「一浩と栄里子のあたしんち」 第88回 「 横浜花火大会にて 」

8月4日にみなとみらいスマートフェスティバルで花火大会があり、自宅にスタッフやOG、その家族などを呼んで、花火鑑賞会を行いました。横浜の花火大会は夏の風物詩ですが、コロナ渦では中止されており、3年前から再開されました。
私の自宅から「みなとみらい」は遠く、低い花火は見えないのですが、皆ベランダから楽しんで見てくれたようです。

花火は綺麗だったのですが、終了時間が近づいてもフィナーレらしい盛り上がりがなく、ダラダラした感じはありました。
そろそろ終わりかなと思っていた頃、現場にいた友人よりLineが来て、花火の台船の上で火災があり、花火大会は中止になったとの連絡がはいりました。
花火大会は中止かと思っていたら、火災が花火に点火しているのか?12時近くまで、ポン、ポンと花火の打ち上げが続いていました。ニュースによると5名が脱出して1名が軽傷とのことで、人的被害が少なかったことに安堵しました。

実は36年前の1989年8月2日にも、横浜の花火大会で事故があり、その時私はボートの上から目の前で見ていました。その当時は「みなとみらい」ではなく、山下公園の前であげていました。36年前の事故は火災ではなく爆発でした。船台上の5号玉が爆発して300以上の花火に引火して一気に爆発が起きました。最初はすごい仕掛け花火と思って見ていて、氷川丸の方にも花火が破裂して、あんなところにも花火が仕掛けられていると勘違いしたぐらいです。目の前で見ていたのですが、火災はおこらず爆発の後に長い沈黙が流れていていました。しばらくしたら水上警察のボートがサイレンを鳴らしながら船台に何隻も向かって行くのを見て、ようやくこれは事故だと認識しました。1989年の事故では残念なことに2名の花火師が死亡し7名が重軽傷を負いました。

我々は遠巻きで綺麗な花火を見て喜んでいるだけですが、船台の上は、まさに戦場で花火師は命懸けで我々にエンターティメントを演出していると痛感した次第です。 今回は死者が出なくて幸いでした。安全対策は何重にも行っているはずですが、事故というのは予想外に起きるものです。福増矯正歯科でも安全対策はしっかり行っていますが、トラブルが起きた時にもダメージを少なく、早い対応とその後の改善策が立てられるようにFail Safeなシステムを構築しています。その1つとしてスタッフ一同「報・連・相」をしっかり行うようにしています。

院長 福増一浩