「アレクサ/人工知能」
我が家に、“amazon echo”とういう機械が来ました。Key Wordは「アレクサ」と呼ぶと人工知能(AI: Artificial Intelligence)が働きだし、音声認識でいろいろ仕事をしてくれる装置です。工学部を出た長男が私が面白がるだろうと買ってきてとりつけたようです。
あんな小さな機械に大したAIは積んでいないだろうと思いきや、私の発した音声はシリコンバレーにあるアマゾンのスーパーコンピュターの人工知能で認識判断するそうで、かなりの音声認識機能があります。例えば「アレクサ、ハワイアンの音楽流して」というとハワイアンの音楽をシャッフルしてながしてくれますし、天気を聞くと住んでる地域の天気を教えてくれます。地理や歴史といった堅いことはもちろんダジャレやギャグまで聞くと答えてくれます。
相手は機械なので反抗はしないし、素直になんでもやってくれます。私も初日は「これがあればお前たち家族はいらない」などと言って喜んでいろいろ遊んでいました。全く長男の思惑どうりです。しかし、翌日試そうとして呼ぼうとしたら、名前を忘れて全然動かすことができなくなりました。「Hey Siri」(iPhoneの人工知能)と言って、iPhoneが動きだすしまつです。やっと息子から「アレクサ」という名前を聞き、再び操作することができました。
英語が通じるかと思い、「アレクサ、Do you speak English?」と聞くと、無視されました。巻き舌で、よりネイティブになるように英語を話しても無視されました。そんなに自分の発音が悪いのか?
そういえば以前、アメリカ人に「私の英語の発音はネイティブに近いだろ?」と聞くと、彼はしばらく考えたのちに、「いわいる、日本人の喋る典型的な英語の発音ですね」と言われた事を思いだし、落ち込こみました。
すると長男曰く、日本語に設定されているので、英語は認識しないとのことでした。英語の設定にしたら英語でしか反応しなくなるとのことでした。どうせなら全ての言語に対応するようにつくった方がいいのではないかとも思いました。
テレビ、ビデオ、エアコン、照明など赤外線リモコンで動くものはアレクサが操作してくれます。「アレクサ、テレビつけて」というとつけてくれるし、「アレクサ、電気消して」というと消してくれます。リモコンを探したり、リモコンに手がとどかなくても、寝ながら言葉だけで操作できます。
しかし、我が家のお風呂はボタンひとつで入れてくれるのですが、赤外線リモコンでは動いていないので、アレクサは操作してくれません。そこで娘の仁知香に「ニチカ、おふろ沸かして」と言ったら、「スミマセン、ヨクワカリマセン」という返事が返ってきました。人工知能並みに素直な娘ができるのは、まだまだ先ですかね?
by 福増一浩