日本口腔筋機能療法(MFT)学会で講演してきました (理事長:福増栄里子)

11/19、20で第2回日本口腔筋機能療法(MFT)学会があり、19日に行われた研修会に演者として招かれ120名の前で1時間の教育講演を行ってきました。
講演は「MFTのモチベーションアップのために」と言うタイトルで、内容は当院のMFTへの取り組みについての紹介です。

MFTとは矯正臨床の中で、口腔習癖が不正咬合を起こす大きな要因であると言う事が発見されてから、口腔周囲筋群の調和を取り、咬合の安定を得るために、1960年代にアメリカで矯正歯科医と言語療法士によって開発されたトレーニング法です。
日本には1980年頃から矯正歯科や小児歯科の歯科医師や衛生士を中心に導入され始めました。
当院でも20年前からMFTを行っています。

矯正に比べるとまだまだ歴史の浅い分野ですが、近年、矯正歯科学会ではMFT関連の研究発表や講演がトレンドの様でMFT関連の発表や講演には沢山の人が集まります。
今回の研修会でも定員が埋まるのに1週間もかからなかったそうです。
そんな熱心な聴講者のために出来る限りの事をしたいと思い、当院のMFTの20年の歩みから、現在の取り組みや患者さんへのモチベーションアップのための工夫について講演してきました。

おかげさまでとても好評をいただけたようで、MFTで著名な大野先生や高橋先生からも「面白かった」「真剣にMFTに取組んでいるのが良く判った」と褒めていただき、講演後や翌日にも沢山の衛生士さんから感想と質問などをいただきました。

後日、当院スタッフに講演したら、スタッフのMFTへのモチベーションがさらに上がったのには私もビックリしました。