子どもの矯正初診相談って、いつ受けたらいいの?

こんにちは受付の信田です。
今回の特集では6月から行なっている初診後のアンケートで、気になっている方が多かった『子供の矯正初診相談の時期』について特集することにしました。

当院の患者さんも3歳で矯正相談に来られる方、小学生、中学生、高校生とさまざまな時期に相談に来ています。
実際何才ぐらいの時期に相談に来ているのか、子供の年齢別にグラフにしてみました。

何才で矯正相談に来ているか

当院では小学校に入学したら、初診相談を受けることをおすすめしています。
理由は不正咬合(適切に上下の歯が咬み合っていない状態)の特徴がはっきりと出てくること。
写真や歯型とり、レントゲンなどの検査を上手に受けられるようになる年令だからです。
そして診断の結果、時期が早ければ待つという手段も選べます。

また、骨格のズレがある場合、成長のある子どもの時に治療を開始すると、成長を利用して矯正治療ができるので、骨格のズレを修正できます。
思春期を過ぎると、もう背は伸びませんよね。
成長を利用する治療の場合、上顎の成長が期待できる小学校低学年で治療をスタートするのがベストなタイミングです。

就学前でも下記の項目に該当する場合、矯正相談をおすすめします。

歯並びの横方向へのズレは、成長に伴い顔の曲がりを強くするので早期治療が必要です!

下記の項目が気になる場合は、小学校に入学したら矯正相談を受けましょう!

右の写真のように、上または下の前歯4本が大人の歯になったぐらいが、矯正相談の目安時期です。
かみ合わせの要である6歳臼歯が生え、咬む位置が安定する時期になります。目安は小学1年~2年ぐらいです。

歯並びの状況によっては矯正治療のスタートまでに、もう少し永久歯が生えてくるのを待つ事もありますが、それまでの間、当院ではむし歯にならないよう予防歯科管理を受けることも出来ます。
6歳臼歯が生えてくる頃は生活も変化し、親の管理が少なくなり、自己管理の比重が大きくなってきます。
そのため、管理不足からむし歯になりやすい時期です。
しっかり、予防して大人の歯をむし歯から守っていきましょう。

顎顔面の良好な成長発育のためには、遅くとも小学3~4年までに矯正初診相談を受ける事をお奨めします!

うちの子は、来年6年生… もう遅いかしら? というお母様へ!

永久歯が、全部生えそろっているお子さんの場合は、最初から大人と同じ治療に入ります。
成長を利用できない場合もありますが、成人矯正と比較すると歯が動きやすく歯肉退縮などのリスクも低いです。
また、男の子の場合は成長のピークが中学~高校生の時期なので、小学校高学年でもまだ成長を利用した治療が可能です。

 もし何か心配な点があれば、矯正専門医で矯正相談を受けることをお勧めします。
矯正治療には年月もかかりますし、色々なリスクもあります。
きちんとした治療を受けるためには、診断資料を採り、リスクを含めしっかりと説明をしてくれる医院を選びましょう。

子供の事ばかり書きましたが大人の方も何歳でも、治療は可能です♪一緒に、頑張りましょう!!