「一浩と栄里子のあたしんち」第87回 「学ぶ姿勢」
「人生一生勉強」という言葉は、人生において常に学び続けることの大切さを表しています。これは、知識やスキルを常に向上させるだけでなく、新しいことに挑戦し、成長し続けること、そして心も豊かに保つことの意味も内包しています。 ・・・ Chat GTPより ・・・
この言葉は知っていますが、人は、物事がうまくいくと、それなりに自信をもち、その方法がベストだと錯覚しがちです。私も最近、タコ釣りでこの事を痛感したので報告します。
魚釣りは小学校の頃、父に連れられてから続いている趣味なのですが、6年ほど前からは、東京湾のタコ釣りにはまっています。理由は単純で、東京湾のタコは「海の宝石」と言われていて非常に美味しいのです。
東京湾でも漁師がタコ壺漁を行っていますが、東京湾のタコがスーパーに陳列しているところを見たことがありません、たいてい海外の輸入品かよくて北海道の水ダコです。水タコは真ダコとは違う種類でその名のとおり水っぽいのです。したがって東京湾のタコを食べたかったら、自分で釣るしかないわけで、タコ釣りにはまってしまったわけです。仕掛けも自作し色々研究して、そこそこの釣果を上げてきました。タコは年によって釣れる年と釣れない年が分かれます。つまり餌となるカニが大量発生してカニが岸辺に移動したときは当たり年になります。ここ2~3年は全然釣れなくて1日やっても1匹も釣れないことが続き、「今年も外れか?」と釣り自体にも行かなくなっていました。
今年になり友人がタコ釣りの名人と釣りに行き、数時間で20匹以上も釣りあげ、そのタコを持ってきてくれました。たこ焼きや、たこ飯にして食べてとても美味しかったです。おかげで私のタコ釣りの意欲も再燃し、釣り方を学ぼうと名人と釣りに行くことにしました。道具も数万円かかりましたが、名人と同じものを買い揃えました。そもそも名人は竿で釣り、私はもっぱら手釣りでした。仕掛けもエギといって擬似餌を使っていました。私はもっぱら天秤という仕掛けにカニやサバの切り身をつけて釣っていました。早速、高い竿とエギを買って名人と一緒に釣りに行ったら、ものの1時間半で小タコが13匹 大タコは1匹釣れて、最後に大タコを釣り上げた私は大満足で釣りを終了しました。道具も違うのですが、タコの誘い方も名人は細かくて、私のアクションは大きいこと、かかった時の引き上げ方もバレないように素早くやるとか、色々勉強になりました。
今回の件は、それなりに自分の知識やスキルに満足していて、向上することを怠っていたことを痛感しました。これは歯科矯正学も同じで、今年は数年ぶりにカリフォルニアの矯正学会に参加しましたが、色々、学んで帰ってきました。基本アメリカに行くのは嫌いなのですが、この仕事をしている限りは研鑽を怠ってはいけないと痛感した次第です。
院長 福増一浩