鼻呼吸で未来を変えよう!
~「鼻呼吸」と「姿勢」のヒミツ ~


衛生士
橋本

みなさんは、「鼻」と「口」どちらでを呼吸していますか?
(もしも、口で呼吸していることが多いなら、すっごくもったいないかも!?)
なぜなら鼻呼吸をするだけで、『集中力』『病気への強さ』『顔の形』や『歯並び』などに良いと証明されているからです。
また鼻呼吸をするには、良い姿勢も必要といわれています。
今回は、「鼻呼吸の大切さ」と「呼吸と姿勢のメカニズム」「今日からできるトレーニング」についてお話ししていきます。

鼻呼吸のすごいところ -鼻呼吸がなぜ良いのか-

集中力アップ

鼻の呼吸は、脳を冷やし、頭がスッキリ。
勉強や運動に集中できる。

顔の成長を助ける

成長期は上アゴと下アゴが成長する時期。

口が開くと下アゴが後ろに成長 舌が下がっている

上アゴも下アゴも前に正しく成長 舌が上がっている

舌を上アゴにくっつけることで
①上アゴを広げ、歯並びを整える
②中顔面を前へ成長させる力が働く
③気道が広がり、鼻呼吸しやすくなる

勉強や運動に集中できる。

姿勢が安定する

鼻呼吸に必要な筋肉が鍛えられ、姿勢が安定する。
首や胸、背中をしっかり伸ばすと、空気の通り道も広がり、おなかの筋肉を使った静かでゆっくりした良い呼吸になる。

姿勢が悪いと胸の筋肉を使う、短く早い呼吸になりやすい。

免疫力がアップ

病気に強い体になる。
鼻毛や鼻の中の粘膜でカゼ菌やホコリをキャッチ。
きれいな空気にしてくれるからカゼをひきづらくなる。

口呼吸だとこのいい影響を受けにくい

呼吸と姿勢のメカニズム -鼻呼吸と口呼吸-

一度 口呼吸が始まってしまうと、、、
脳が口で呼吸することをおぼえて、無意識にどんどん繰り返すようになる

鼻呼吸ができているか確認してみよう―あなたは、どっち?「鼻呼吸」?「口呼吸」? 当てはまるものに✔ を入れてみよう―

呼吸

口のまわり







姿勢


体・体調




ひとつでも「はい」があったら、口呼吸の可能性があります! 姿勢を良くして鼻呼吸してみよう

口呼吸に気づいたらトレーニング!いますぐできる!鼻呼吸トレーニング―脳トレ(脳に鼻呼吸をおぼえてもらおう!)―

おなかで呼吸 トレーニング
(よい呼吸を意識するためのトレーニング)

やり方


1:ねたら、両方の膝を立てる
2:鼻からゆっくり息をすう (おなかがふくらむ)
3:鼻からゆっくり息をはく (おなかがへこむ)
*胸を動かさない
*優しく呼吸する 
鼻の下に羽があると思って、その羽を飛ばさないような優しい呼吸で

レベルアップ

ビューティコ呼吸法

あいうべ体操
(べろと口のまわりの筋肉を動かす体操)

やり方


1日3セット(30回)
声は出さなくてもOK
動きは大きく!

レベルアップ

タングアップ

保護者のかたへ -健やかな成長のために-

当院では患者さんの機能訓練や良好な成長発育のため、MFTに加え、鼻呼吸トレーニングや鼻うがいなどをお勧めすることがあります。その際は日々の予定に組み込んでいただいたり、お子様にお声掛けいただく等のご協力をお願いいたします。また、鼻づまりがひどい場合や矯正の診断結果から、耳鼻咽喉科の受診を紹介することもあります。