東京歯科大学外科矯正外科矯正勉強会に行ってきました
7月16日(木)に東京歯科大学外科矯正勉強会に参加してきました。
今回のテーマは「Soft tissue(軟組織)を考える」でした。
外科的矯正治療は顎の手術を伴う矯正治療で、骨格の改善はもちろんですが、顎の移動と同時に頬や口唇、オトガイ、気道など軟組織も大きく変化してくる訳です。
外科的矯正治療ではそのような軟組織の変化をあらかじめ考慮して、治療計画をたてています。
矯正患者さんには多かれ少なかれ気道に問題の有る方が多く、矯正を機に睡眠時無呼吸症を見つけることも多々有ります。
なので、当院では外科矯正以外の患者さんでも気道に問題がないように治療計画を立てるように注意しています。
また、特別講演では「Surgery Firstの現況」というタイトルで、仙台歯科一番町の菅原準二先生の貴重な講演を聞く事ができました。
Surgery Firstは術前矯正をする前に外科処置を行い、その後、術後矯正治療をする方法です。
早い時期から骨格の改善をするため患者さんの審美的問題や機能的問題を早期に改善出来るメリットがあるそうです。
また、治療期間の短縮化も出来るそうです。
しかし、全てのケースに適応できる訳ではないため、適応症例や治療結果などを実際の症例を使ってお話していただき大変勉強になる一日でした!
歯科医師 清水