子どもの歯ぎしり、止めたほうがいい?
.png)
夜、お子さんが寝ているときの歯ぎしりの音。保護者の方から心配のお声がよく寄せられますが子ども本人には自覚がないことがほとんどです。
小児期の歯ぎしりは、決して珍しいものではありません。
今回の特集では、そんな「子どもの睡眠時の歯ぎしり」とどのように向き合っていけばよいのかを紹介していきます。
子どもの歯ぎしりは、成長過程でみられることがあります。
歯ぎしりは、生後8ヶ月頃からみられ始め、3~6歳頃に多く、小学生以降は自然に減っていくとされています。子どもの睡眠時の歯ぎしりは一定の割合で認められ、年齢とともに減少する傾向があり、男女差はほとんどありません。
多くの場合、「成長に伴う一時的なもの」として経過を見守ることができる一方、寝ていない間にも歯を強く食いしばっている場合は、注意が必要です。
なぜ歯ぎしりが起こるのでしょうか?
子どもの歯ぎしりには、以下のような要因が関係していると考えられています。歯やあごが成長途中であること
かみ合わせが変化する時期であること
睡眠のリズムがまだ安定していないこと
そのため、歯ぎしりがみられても、必ずしも異常や病気を意味するわけではありません。
睡眠時に子どもが歯ぎしりをしていたら…
一時的なものであれば、様子を見ることもあります。ただし、歯ぎしりの程度やその子の生活環境などによっては、負担を軽くするための対応をした方がいいケースもあります。臨床的には、歯ぎしりそのものが直接すぐに歯並びを悪くしてしまうケースは多くないと考えられていますが、大切なのは「歯ぎしりしているかどうか」だけではなく、歯やお口の状態・成長発育の様子などを含めて判断することです。以下のような状態に当てはまる場合には、注意が必要です。
起きている間も食いしばっている場合
- 長時間、無意識に続く
- 成長期に持続的な筋圧がかかる

過蓋咬合・歯の挺出抑制などにつながりやすいです。
もともとの不正咬合がある場合
- 狭窄歯列(狭い顎の形)
- 交差咬合(すれ違い咬合)
- 過蓋咬合(深い噛み合わせ)

歯ぎしりが「悪化因子」として働いてしまうことがあります。
咬耗(歯のすり減り)が進行している場合
- 上下の歯の高さ(噛み合わせの高さ)が低くなる
- 咬合が崩れる
.png)
結果として、歯列や顎位に影響することがあります。
眠る前の歯ぎしりケア
眠る前の過ごし方や生活リズムは歯ぎしりへ影響を与えやすいといわれています。特に子どもでは、「毎日同じ流れで、安心して眠りにつくこと」が大切です。
リラックス編
- 就寝前に絵本の読み聞かせをする
- リラックスできる音楽を流す
- その日の出来事をゆっくり話す
- 毎日、なるべく同じ時間に布団に入る
生活リズム編
- 就寝前の暴飲・暴食を避ける
- 寝る前の激しい運動を控える
- 就寝前は、スマホやゲームなどの強い光を避ける
子どもの歯ぎしりとは、焦らず上手に付き合っていきましょう!
気になるときはご相談ください。

