治療中に転勤が決まった場合について教えて下さい。
一度矯正を始めたら、ゴールまでまっしぐらに進むのが、一番効率の良い方法であり、治療途中で矯正歯科医を変わるというのは、極力避けたいことです。同じような不正咬合でも、担当医によって治療方法や装置などが異なることがありますし、目的は同じでも、そこに至るルートは一つだけとは限らないからです。 また、治療を中断してしまうとそれまでの治療がほとんど無駄になってしまうことがあります。ですから、転勤、転居の予定があったり、その可能性がある場合にはできるだけ早めに、担当の先生と相談しておくべきです。治療継続の方法や支払方法、治療の開始時期や治療方法などを決めるときに参考にしなければならないからです。最近では海外への転勤も珍しくなくなりました。行き先によっては、世界中の矯正歯科医の名簿などで調べて、転居先の先生を探し、そこで治療を続けることも可能です。国内の場合では、矯正専門開業医の会や矯正学会の名簿、大学病院の矯正科などの中から、転居先の先生を選んで治療の継続を依頼することになります。しかし、必ずしも転居先の近くに紹介できる矯正歯科医院が在るとは限りませんし、治療の方法や治療費も、国や地域、医院によってまちまちで、どこでも同じような治療が受けられるという保証はありません。それに、矯正治療の来院間隔は最も頻繁に来ても1ヶ月に一回です。2~3時間かけて遠方から来院する患者さんも少なくありません。ですから、転医は、やむをえない場合の手段だと考えていただいたほうがよいでしょう。費用に関しては当院では、日本臨床矯正歯科医会の規定に従い、転医先の紹介と、矯正料金の精算を行ないます。

