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埋伏犬歯の学会発表をしてきました。

2017年10月22日

上顎犬歯は第三大臼歯(親知らず)の次に埋伏(もぐって自然萌出しない)する確率が高く、人口に対して約2%つまり50人に1人、学校のクラスに1人ぐらいは出てこないで埋伏すると言われています。このレントゲンのように2本同時に埋伏する症例も当院では20%と高い頻度で出現しました。

埋伏犬歯の対応は、自然萌出を促しり、開窓牽引(装置をつけて引っ張り出す)して活用したり、諦めて抜歯したり、の処置をします。しかし、その明確な基準はなく矯正専門医によって様々な判断基準があります。

そこで私たちは1990年〜2015年の25年間に当院で開窓牽引した85歯について調査し開窓牽引期間に及ぼす研究をしました。するとパントモレントゲンの犬歯尖頭深度(d)との関係で回帰式が導き出せ容易に牽引期間の予測が可能となり、診断後治療方針を決定する上で患者さんに有効な情報を提供できることを発見しました。

研究の結果犬歯尖頭深度(d)と牽引期間とは相関が得られ、下記の回帰式が得られました。

牽引期間(Days)=24×犬歯尖頭深度(d)-144

たとへばレントゲン上で10mmの深さにあれば、

24×10-144=96日と予測され治療方針の決定する左右する情報の1つとなりす。

この内容は2017/07/13に東京矯正歯科学会において西田先生が演者で発表してきました。西田先生は堂々と発表して座長からも「いい研究ですね」お褒めの言葉をいただきました。

このような研究や発表のせいか近年、当院には埋伏歯を伴った患者さんが多く来院するようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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